2019年01月26日

妊娠とむし歯の深い関係

「妊娠後に歯が悪くなった」という話を、出産経験のある女性から聞いたことはありませんか?じつは妊婦さんのお口がむし歯になりやすいというのは本当のことです。
ただしその原因は、よく言われる「カルシウムを赤ちゃんに取られてしまうから」ではありません。赤ちゃんを育てるために妊婦さんのからだに起きる変化が大きく関わっているんです。
お口のトラブルを起こしやすくなる変化として、よく指摘されるのが「つわり」です。歯ブラシや歯みがき剤を口に入れるだけで吐き気がしてしまう方もおられ、ていねいな歯みがきが難しくなるからです。
味の好みも変わります。甘い物、すっぱい物が好きになり、むし歯菌の大好物の砂糖や、歯のカルシウムを溶かす酸性度の強い食べ物(柑橘類など)をとる機会が増えるのです。しかもおなかが大きくなると胃が押され、少しずつしか食べられません。間食が必須なので、むし歯菌はそのたびエサをもらえて大喜びです。
胃酸がお口のなかに習慣的に逆流したり、前述したとおり酸味の強い柑橘類を日常的に食べる、健康のために酢を日常的に摂取しているということがあると、その酸に触れた歯の表面のカルシウムが溶け、エナメル質が薄くなってしまうことがあります。硬いエナメル質が薄くなるとむし歯の穴が開きやすくなってしまうので、胃酸がお口に上がってきたり酸味の強いものを食べたり飲んだりしたあとは、水でブクブクうがいをしたほうがそう言ったリスクを低減することができます。
また、妊娠中はホルモンの影響で唾液が減ります。すると、お口のなかを洗い流す自浄作用も、歯を修復する再石灰化作用も弱まるんです。
普段よりむし歯になりやすくなる妊婦さんのお口。でもこれは、赤ちゃんのため自然に起きる変化ですから、むし歯になりやすいからといって止められるものではありません。だからこそ、こういうときは歯科検診を受け、プロのサポートを得て大切な歯を守っていきましょう。
ninpu_genki.png



保険診療/ 入れ歯・義歯/ 歯周病/ 口腔外科/ 小児矯正/ 矯正歯科/ 小児歯科/ 噛み合わせ/予防歯科/ 歯科検診/ インプラント/ 美容診療/ ホワイトニング/ 顎関節症/ 無痛治療/クリーニング なら

日進市赤池町のあじおか歯科クリニックへ
日進市、名古屋市天白区、緑区、瑞穂区、名東区、豊田市、長久手市、三好市、東郷町からも患者さんがお見えになってます。

住所:〒470-0126 愛知県日進市赤池町屋下351-1
TEL : 052-806-1100

皆様のご来院をスタッフ一同、明るく元気よくお待ちしています。

posted by あじでん君 at 12:40| Comment(0) | 歯の豆知識

2019年01月15日

その大きなむし歯、放っておいても大丈夫?

1本の歯は、口を大きく開けると見える「歯冠部」と、その下にある、歯ぐきで覆われて直接には見えないけれど、あごの骨に埋まって歯を支えている「歯根部」とに分けられます。
歯冠部でも歯根部でもその中心部には歯髄があり、血管や神経が豊富に詰まっています。
この歯髄の役割は重要で、分布する血管が栄養を管理して歯根の成長を維持したり、神経が存在することで外からの刺激に素早く反応して、刺激を遮断しようとします。言ってみれば、歯髄は「歯の生命線」であり、人間のからだでいえば「心臓」に匹敵します。
エナメル質はからだの中でも最も硬い組織ですが、油断するとむし歯の細菌はいつの間にかこの防御壁を突破し、内側の象牙質に侵入します。そして、さらにむし歯が進行して細菌が中心部の歯髄にまで達すると、歯髄の炎症(歯髄炎)が引き起こされてしまいます。炎症がじわじわと進行して痛みの激しさも増し、夜も眠れないようなズキズキした痛みがはじまると、俗に「神経を抜く」といわれる断髄治療や抜髄治療(歯髄の一部または全部を除去する治療)が行われます。
治療せずに放置すると炎症は悪化します。歯髄が死滅し、細菌が歯根の先の小さな孔(根尖孔)からあごの骨に侵入して、炎症をさらに広げて化膿病巣をつくってしまうのです。
これは「根尖性歯周炎」と呼ばれる深刻な状態で、初期には噛むと痛い程度の歯根膜炎ですが、やがてじっとしていても痛くてものが噛めなくなり、顔も腫れる歯槽骨炎にまで波及してしまいます。
ところで、根尖性歯周炎になっても、現在はその歯を抜くようなことはありません。歯冠や歯根の中心部にある死滅した歯髄や細菌をきれいに取り除く治療、いわゆる歯の根の治療(感染根管治療)を受ければ、歯根の周囲にある骨の破壊が停まり、修復が促されます。
これは、炎症または死滅した歯髄や、細菌が入り込んだ歯髄腔壁(根管壁)を削り取る治療です。歯科医師が針のように細いドリル状の器具で、コリコリと手作業などで根管壁を削り広げていくのを聞いたことはありませんか。死滅した歯髄や侵入した細菌を完全に取り除き、清潔にしたあと、空洞になった歯髄の部屋全体を固形状のゴムで密封(根管充填)して治療は完了です。
先ほど、歯髄は「歯の生命線」と述べましたが、歯髄が失われてもあごの骨から抜けないのは、歯根膜や歯ぐきによって骨に連結されているからです。とはいえ、神経を取った歯は生命力の根源が働いていないのですから、歯は次第に弱まり脆くなります。
治療した歯を長持ちさせるには、普段からのセルフケアと、歯科医院でのメインテナンスが望まれます。歯をしっかり補強する修復・補綴治療も大事ですよ。
engagement_jaw_pain.png




保険診療/ 入れ歯・義歯/ 歯周病/ 口腔外科/ 小児矯正/ 矯正歯科/ 小児歯科/ 噛み合わせ/予防歯科/ 歯科検診/ インプラント/ 美容診療/ ホワイトニング/ 顎関節症/ 無痛治療/クリーニング なら

日進市赤池町のあじおか歯科クリニックへ
日進市、名古屋市天白区、緑区、瑞穂区、名東区、豊田市、長久手市、三好市、東郷町からも患者さんがお見えになってます。

住所:〒470-0126 愛知県日進市赤池町屋下351-1
TEL : 052-806-1100

皆様のご来院をスタッフ一同、明るく元気よくお待ちしています。
posted by あじでん君 at 08:41| Comment(0) | 歯の豆知識

2019年01月06日

フッ素の目安って?

日本では現在、@歯科医院でフッ素を塗ってもらう、A家庭でフッ素入り歯みがき剤やフッ素洗口剤を使用する(自治体によっては学校などで行うことも)といった方式でフッ素が応用されています。一方、世界では、B水道水や食塩などにフッ素を入れて、毎日適量を摂取する全身への応用が導入されています。
フッ素の弊害としてよく話題になるのが、過剰摂取の危険性。ですが、結論から言って、全身へのフッ素の応用が行われていない日本では、フッ素を歯みがき剤や洗口液などで同時に利用しても、過剰に取り込む危険性はありません。
というのも、急性中毒となるのは「体重1kgあたり2mg」以上のフッ素を一度に摂取した時です。4歳の体重16kgのお子さんが、1回に使う歯みがき剤と洗口液をすべて飲み込んだとしても、からだに入るフッ素の量は1mg程度です。急性中毒の起こる2×16=32mgには遠く及びませんので、小さなお子さんでも安心して利用できます。
さて、むし歯を予防する方法にはいろいろありますが、もっとも効果的なのは「フッ素の利用」です。フッ素を組み合わせて利用すると、むし歯予防効果がさらに高まります。ただし、年齢によって適した利用開始時期は異なります。フッ素入り歯みがき剤は乳歯が生え出したら。フッ素塗布は上の前歯の乳歯が出てから(1歳半ごろから)。フッ素洗口は4歳ごろから開始するのが理想的です。
歯科医院でのフッ素塗布に利用される製品のフッ素濃度は9000ppmで、3ヶ月〜半年に1回ずつの塗布が一般的ですが、むし歯になりやすい場合は、塗布回数を増やすかどうか考えます。
フッ素入りの歯みがき剤は、むし歯のなりやすさに応じて、使用量やフッ素濃度にも注目しましょう。むし歯になりやすいお子さんなら、6歳になったらフッ素濃度1500ppm近くの高濃度の歯みがき剤を使うとよいでしょう。
じつは、この高濃度フッ素入り歯みがき剤は、昨年に認可されたばかり。ですが外国では、以前からこの濃度が一般的で、従来の1000ppmのものより、むし歯の予防効果が20%くらいアップします。高濃度の歯みがき剤には「フッ素1450ppm」と表示されていて、歯科医院でもスーパーでも購入できます。高齢のかたに多くみられる根面のむし歯予防にも効果的です。
フッ素洗口液には、歯科医院で歯科医師から処方されるものと、薬局で購入できるものがあります。これまで日本ではフッ素洗口液は医療用医薬品として認可されたものだけでしたが、要指導医薬品のフッ素洗口液が誕生し、薬局やドラッグストアでも薬剤師からの直接の指導のもとに購入できるようになりました(ただし歯科処方のものより濃度は低いです)。夕食後にフッ素入り歯みがき剤で歯をみがき、その後、就寝前に1日1回、フッ素洗口液でブクブクうがいをするのがおすすめです。
virus_ugai.png





保険診療/ 入れ歯・義歯/ 歯周病/ 口腔外科/ 小児矯正/ 矯正歯科/ 小児歯科/ 噛み合わせ/予防歯科/ 歯科検診/ インプラント/ 美容診療/ ホワイトニング/ 顎関節症/ 無痛治療/クリーニング なら

日進市赤池町のあじおか歯科クリニックへ
日進市、名古屋市天白区、緑区、瑞穂区、名東区、豊田市、長久手市、三好市、東郷町からも患者さんがお見えになってます。

住所:〒470-0126 愛知県日進市赤池町屋下351-1
TEL : 052-806-1100

皆様のご来院をスタッフ一同、明るく元気よくお待ちしています。
posted by あじでん君 at 17:13| Comment(0) | 歯の豆知識