2018年12月01日

唾液ってなあに

唾液っていうとなんか汚いイメージがある方もいらっしゃるかもしれません。そんな大切なものなのか、まあないと口の中がパサパサするよな、くらいにしか思ってないですよね?そんな唾液ですが、ほとんどの人に「あるのが当たり前」です。けれども、お口の健康にも全身の健康にも欠かせないものなのです。唾液にはたくさん役割があり、単なる水ではなく、非常に高性能な「機能水」と言えるんです。ですが、まずはそれについてお伝えする前に、唾液とは何者かをお話ししましょう。
まず1つ目のポイントとして、唾液は血液から作られるということです。
唾液は透明な液体なので、水分が姿を変えたものだと思っている方もいるかもしれませんが、唾液はもともとは「血液」です。
水分を摂取すると、胸骨や肋骨などにある骨髄で血液がつくられ、その血液が唾液線にて唾液へとつくりかえられます。水を飲んでそれがすぐに唾液になるわけではなく、1回血液になってからできになるんです。
2つ目のポイントとして、唾液は、1日に1~1.5ℓつくられます。
健康な成人の場合、唾液は1日に約1000~1500mℓ、じつに500mℓ入りのペットボトル2〜3本分つくられます。1日のうちでも唾液の出る量は変化していて、とくに就寝時に低下します。ちなみに、唾液の分泌量は加齢とともに低下していく傾向にあります。
3つ目のポイントは、唾液は唾液線でつくられます。
唾液がつくられる唾液線は、お口の中に大小複数存在し、大きさにより「小唾液腺」と「大唾液腺」にわけられます。耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つが「3大唾液腺」と呼ばれ、とくにたくさん唾液をつくりだします。耳の下あたりの耳下腺をちょっと押してみてください。ジワッと唾液が出てくるのを感じませんか?
最後に4つ目のポイントとして、唾液には多くの成分が入っていますよ、ということです。
唾液の99%以上は水。ですが残りの1%にさまざまな成分が含まれています。成分は血液から移行してきたものだけでなく、唾液線で新たにつくりだされるものもあります。
お口やからだに有益なものとして例を挙げると、リン酸、カルシウム(歯の補修作用)やアミラーゼ(消化作用)、ムチン(潤滑作用、粘膜保護作用)、重炭酸(緩衝作用)、IgA、ラクトフェリン、リゾチーム(抗菌作用)、成長ホルモンなどの各種成長因子(粘膜の修復や細胞の保護)、糖タンパク(歯の保護)などたくさんあります。
そんなこんなでじつは唾液はすごいやつなんです。詳しい働きについてはまた次回にでもするとしましょう。
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posted by あじでん君 at 08:31| Comment(0) | 歯の豆知識

2018年11月06日

口内炎がよくできるんです

「口内炎」はお口の中に生じる炎症の症状の総称です。一般的には白っぽい円形の潰瘍をイメージされると思います。
アフタ(潰瘍)の原因は現在の医学では不明ですが、誤って舌や頬を噛んでしまった後の治りが芳しくなく、そのままアフタになってしまったという経験をお持ちの方もいるでしょう。そのほかにも、入れ歯や歯の詰め物が当たっている、大きなむし歯などで歯が欠けて、尖った部分が当たっている、舌を歯に擦りつける癖がある、などの場合も口内炎ができやすくなります。
また、細菌、カビ(カンジダ菌)やウイルスなどが原因で口内炎が起きることもあります。そうしたケースでは、限られた部位だけでなく、お口のなか全体に水ぶくれやただれ、白い苔のようなものができるなど、比較的強い症状が自覚できるのが特徴です。
口内炎が「いつもと違うな」と感じられた際には、すぐに歯科医院か口腔外科を受診しましょう。そしていつごろからできているのか、どのような症状があったのか、誤って噛んでしまっていないか、など詳しい状況を知らせてください。
入れ歯や詰め物が当たっていることが原因の場合、当たっている部分を削って丸めるなどすれば、2週間ほど様子を見ると治ってしまうことがほとんどです。痛みが強い場合は、炎症を鎮める作用を持つステロイド入りの軟膏を塗ると、治りが早まることもあります。
しかし、それでも良くならない口内炎には、悪性腫瘍(がん)や前癌病変(白板症など)の可能性があり、注意が必要です。悪性腫瘍は、口内炎の部分が硬く、触るとしこりのように感じられます。炎症の縁の部分がなんとなく不明瞭で色も不規則、白と赤が混ざっているように見えることもあります。
一般的なアフタなどは、食事をしたり触ったりしたときに痛みますが、悪性腫瘍の場合は痛みがあまりないこともありますので、痛みがないからといって、それだけで安心はできません。経過を見ても変化がない場合は、状況によっては、組織の一部を切り取って(組織生検)、顕微鏡検査による診断が必要になります。
アフタを生じる口内炎には、お口の中ではなく、全身の難病が原因のこともあり注意が必要です。全身に炎症が起きるベーチェット病や、腸に炎症が起きるクローン病などがそれにあたります。
とくに繰り返し口内炎ができたり、からだの調子も何か変だという時には、まず口腔外科を受診して相談して見るとよいでしょう。
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posted by あじでん君 at 18:16| Comment(0) | 歯の豆知識

2018年10月23日

砂糖とむし歯菌の関係

砂糖、つまり「スクロース」は、化学的には「グルコース」(ぶどう糖)と「フルクトース」(果糖)という物質が結合してできています。
さてさて、皆さんが砂糖の入ったものを口にした時、スクロースの形で摂りこまれるのですが、その時お口の中にむし歯菌(主にミュータンスレンサ球菌)がいると、「待ってました」とばかりに飛びついてきます。
そして、むし歯菌の持つ酵素の働きでスクロースをグルコースとフルクトースに分解します(そのままでは食べづらいんでしょうね)。
その時むし歯菌は、グルコースとフルクトースを食べるだけでなく、あまったグルコースをつなげていって「グルカン」というネバネバした物質にし、衣服のように身にまといます。彼らはこのネバネバで歯の表面にしっかり付着して、お口の中の唾液に流されないようにするんです。
それでもまだスクロースがあるようなら、さらに分解してグルコースをつなげていき、グルカンを大量につくります。そうなるとまるでわたあめのようにネバネバの層が厚くなっていきます。このネバネバの層はむし歯菌を外敵(唾液や抗菌薬)から守る格好の住居となります。
さて、このネバネバの層の中には、むし歯菌以外の細菌も入り込んできます。かくして、たくさんの細菌が存在するネバネバの層が完成。これがいわゆる「バイオフィルム」ですね。バイオフィルムはスクロースの摂取が続くとどんどん成長して、大きく頑丈になっていきます。
というわけで、むし歯菌にとって、スクロースは栄養たっぷりのごちそうであるとともに、身を守る衣服や、生存に欠かせない住居のもととなるのです。いわば「衣食住」に欠かせないものなんですね。
では、先ほどのスクロース(砂糖)とむし歯菌の関係から、スクロースが代用甘味料に置き換わった場合を見てみましょう。
代用甘味料は、3つの点から、むし歯菌の「衣食住」を邪魔します。
まず、代用甘味料が入った飲食物を摂取すると、むし歯菌がえさだと思ってこれに飛びつきます。ですが、@スクロースと違って、むし歯菌は代用甘味料を栄養にできません。そのため、むし歯の原因となる酸もつくれません。よく言われる「代用甘味料がむし歯菌のえさにならない」というのは、このことですね。
また、Aむし歯菌はスクロース以外からはネバネバしたグルカンをつくれません。代用甘味料にはグルカンをつくるのに必要なグルコースが含まれていなかったり、含まれていてもむし歯菌が分解できない形なのです。グルカンがつくれないということは、それが層になってできるバイオフィルムもつくれなくなります。
さて、ここまでが2つ。最後の1つは、「スクロースと一緒に代用甘味料を摂取したとき」に関係します。これまでの説明は、スクロースの入っていない、
甘味料として代用甘味料のみを用いた飲食物を摂取した時の話でした。
スクロースと代用甘味料が同時にお口の中に存在するとき、むし歯菌はスクロースをグルコースとフルクトースに分解します。そして、グルコースをつなぎ合わせて、グルカンをつくろうとするのですが、このときある種の代用甘味料があると、Bグルコースがつながらなくなり、グルカンが上手くつくれなくなります。
とはいえ、この3つの作用は、全ての代用甘味料が等しく持っているわけではありません。代用甘味料によっては、@だけ、あるいは@とAだけしか持たないものもあります。
代用甘味料とむし歯の関係をあらためて見直した今回のお話、いかがでしたか。代用甘味料によっては、「むし歯菌のえさにならない」以上の作用をもっているのがおわかりになったかと思います。
とはいえ、「じゃあ代用甘味料が使われている飲食物なら、むし歯の心配はないんだ」とはお考えにならないでください。効果が認められている作用は、非常に高純度の代用甘味料を使った実験の結果であることがあります。また、実際の飲食物には製造過程で使われた他の糖類が含まれていたり、甘味度や味の問題から他の糖類と混ぜて使われていたりして、それらが虫歯の原因になることもありえます。
結局、スクロース(砂糖)を摂取する量や回数を控えることが、基本的なことながら、1番むし歯予防に効果があります。代用甘味料のむし歯への影響は、あくまで限定的と考えるのが賢明でしょう。
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posted by あじでん君 at 14:52| Comment(0) | 歯の豆知識