2021年06月15日

スポーツを頑張っていると、むし歯や歯周病になりやすくなるかも

部活やスポーツクラブに所属して頑張っていたり、ランニングやジムのトレーニングを頑張っているなど、様々なスポーツを楽しんでいる方は多いと思います。ところで、こうしたアスリートのお口は虫歯や歯肉炎になりやすいって、ご存知でしょうか。からだのコンディションには日頃から気をつかっていても、歯については後回しになっているという方は、是非歯の健康についても目を向けていただきたいと思います。
では、なぜアスリートは虫歯や歯肉炎になりやすいのでしょうか。
まず虫歯に関してですが、運動中は口で呼吸するので、お口の中がからからに乾いた状態が続いてしまいます。唾液には本来、虫歯になりかかった歯を修復してくれる、「再石灰化作用」があるのですが、唾液が乾いてしまうとこの作用が働きにくくなるため、虫歯のリスクが高くなってしまうのです。実際にバレーボール日本代表の歯科検診では、虫歯の数や虫歯経験数が一般的な数と比べて2〜3倍みられるといったデータがあります。そしてそれは一握りのトップ選手だけではなく、学校の部活やスポーツクラブで練習に励んでいるお子さんや、日常的にランニングをしたりジムでトレーニングをしているアマチュアアスリートの方にとっても無縁ではありません。虫歯は突然できるわけではなく、日々の積み重ねによってできるものであり、現在のトップアスリートもかつては中学の部活やクラブで頑張っており、その頃からの積み重ねがあって今があるわけです。
また、虫歯だけでなくアスリートの歯ぐきは腫れやすいと言われています。それは、体力ギリギリまでトレーニングを積むと、からだはトレーニングで傷んだ組織の修復で手一杯になります。そのため免疫力が低下しやすく、細菌への抵抗力が弱まる可能性が指摘されています。つまり歯周病菌から攻撃されると、歯ぐきが腫れやすい面があるのです。
さらに、スポーツをされている方は水分補給のためにスポーツドリンクを飲まれる方が多いと思いますが、スポーツドリンクはエネルギー補給のために糖が入っており、お口の中の虫歯菌にエサをあげることになってしまいます。もう一つの問題が、スポーツドリンクはみかんなどと同程度の酸性であり、歯は酸性に頻繁に触れ、なおかつ口の中が乾いて唾液で洗い流されないために、お口の中に酸が長くとどまって、歯を溶かしていってしまうのです。運動するときは、スポーツドリンクだけではなく、水やお茶も取り入れることをおすすめします。
アスリートの方が、バランスよく栄養を摂って、トレーニングの疲労を回復させてよいコンディションを維持するには、お口の健康は不可欠であり、全身の健康管理の基盤です。スポーツを存分に楽しむために、ぜひお口の健康を守っていきましょう。

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posted by あじでん君 at 14:20| Comment(0) | 歯の豆知識

2021年05月15日

初期むし歯と穴のあいたむし歯はどう違うのか

むし歯は全部が黒くなったり、穴があいて治療が必要になったりするわけではありません。初期むし歯とは、むし歯のできはじめの段階で、黒かったり穴があいていたりという、よくあるむし歯のイメージとは違い、穴のあいてないむし歯です。初期むし歯になっている部分は、健全な歯がもつ透明感や光沢が失われ、白く濁った見かけになります。触っても凸凹はなく、健全な歯と同じようにつるつるしていますし、しみたり痛んだりするような自覚症状が生じることもほとんんどありません。しかし、これも立派なむし歯の一種です。
歯の表面の白濁は、生まれつきのエナメル質の形成不全などが原因のこともあります。しかし、今までなかったところにいつの間にか白く濁った斑点ができたというなら要注意です。初期むし歯が進行すると、やがておなじみの穴のあいたむし歯になります。
初期むし歯がどのようにできるかですが、まず歯の表面に細菌のかたまりであるプラークが付着すると、細菌が飲食物に含まれる糖を分解して酸を作り、プラーク内に酸が充満します。すると、酸性になったプラークと接したエナメル質という組織の結晶の表面から、歯の成分が唾液中に溶け出します。これを脱灰といい、この時脱灰と並行して、唾液の作用により溶け出した成分が歯に戻っていく再石灰化も繰り返し起こります。しかし、脱灰のスピードが再石灰化のスピードを上回る期間が長く続くと、歯の成分がどんどん抜けていき、結晶内に気泡のようにスカスカの部分ができていくのですが、これが初期むし歯です。さらに脱灰が再石灰化のスピードを上回る期間が続くと、歯の結晶の中身が完全にスカスカになり、やがて表面が崩れ落ちて穴のあいたむし歯になります。
穴のあいたむし歯は、穴をふさぐには詰め物を詰めるしかありません。しかし初期むし歯は、フッ素を利用すれば元の完全な歯の状態に戻せる可能性があります。フッ素には、唾液中に存在すると、再石灰化のスピードを促進する働きがあるため、そうして再石灰化のスピードが上がると歯の結晶が修復されていきます。その際には、脱灰の原因となるプラークの除去、つまり歯磨きの仕方や、そもそもの食生活についても、見直していただくことが大切です。フッ素は、むし歯の予防だけでなく、初期むし歯の治療にも非常に有効です。
初期むし歯はプロの目でないとなかなか見つけられません。日ごろからメンテナンスに通ってチェックしてもらい、もし初期むし歯が発見されたら、歯磨きの仕方やフッ素配合歯磨き剤の使い方、食生活についてなど、ぜひ相談してみてください。

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posted by あじでん君 at 09:18| Comment(0) | 歯の豆知識

2021年04月13日

口腔がんの豆知識

昨今メディア放送をきっかけに、口腔がんというものが広く知られるようになりました。なかなか治らない口内炎が不安になり、歯科を受診されている方が増えている一方、がんになるなんてめったにない、と他人事と思っている方も少なくないようですが、今一度口腔がんがどんなものなのか、見ていこうと思います。
口腔がんとは、お口の中にできるがんの総称で、舌、歯ぐき、頬の粘膜、顎の骨、唇など、歯以外のどこでも発生する可能性がありますが、中でも多いのは舌にできるがんで、約6割を占めています。年代・性別としては、60代以上の高齢者や男性に発症しやすい傾向があるものの、昨今では女性や若者の患者さんも増えてきています。口腔がんは初期は痛みがないことが多く、これが早期発見を難しくしています。また、たとえ痛みが出るほど進行していたとしても、患者さんがお口にがんができることを知らず、放置して重症化するケースも少なくありません。進行した口腔がんでは、患部を大幅に切除し、組織をからだのほかの場所から移植する必要があります。その後も化学放射線療法や、お口の機能のリハビリが欠かせません。しかし、早期発見できれば切除範囲はわずかですむため、発音や発声に障害は残らずにすむことが多く、再発も少ないのです。一般的にがんの原因は、食事、お酒やタバコなどの生活習慣、ウイルスなどだと言われていますが、口腔がんではさらにお口の粘膜への慢性的な刺激が原因となります。刺激が繰り返されるうち、ある時粘膜の細胞に異常が起き、口内炎から前がん病変、そして口腔がんになるのです。
口内炎がすべて口腔がんになるわけではなく、口内炎がある日突然口腔がんになるわけでもありません。口内炎のうち、細胞の増殖に異常が起きて、ごくまれにがんになる潜在能力を有したものが口腔がんになる可能性があります。くわえて、潜在能力を持った口内炎ががんになるには、必ず前がん病変という状態を経由します。そして口内炎が前がん病変を経てがんになるには、5年以上の長い年月がかかることが通常です。前がん病変も必ずがんになるわけではなく、そのまま状態が変わらないこともあります。前がん病変の顕著なサインは、粘膜の赤と白の変化です。前がん病変が見つかった場合は、定期的に歯医者さんを受診して、経過を見守ることが重要になります。
口腔がんになりやすい場所は、お口の中で慢性的な刺激を受けている場所で、刺激には物理的なものと化学的なものがあります。物理的な刺激とは、歯が傾いていて舌や粘膜にぶつかったりよく噛んでしまう、被せ物や入れ歯が当たるなどです。化学的な刺激とは、食品添加物や人工材料の影響などや、歯周病による慢性的な炎症が関与することもあります。お酒やタバコは粘膜を弱くするため、粘膜が弱るとより刺激が加わりやすい状態になります。
口腔がんは、胃や大腸のがんに比べれば、早期発見が容易ながんです。早期に発見できれば、会話や食事への影響も軽度にとどめられることが多いです。早期発見には、セルフチェックと歯科医院の定期検診がとても大切なので、ぜひ始めて見てください。
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