2018年12月17日

唾液の働き 〜おくちへの働き編〜

私たちのお口の中で、唾液はどんなことをしてくれているのでしょうか?まさに獅子奮迅、八面六臂の大活躍なんです。今からお口の中での働きを説明していきましょう。

@ お口を清潔に保つ
唾液には、食べかすや細菌を洗い流して、お口を清潔に保つ自浄作用があります。唾液が減り、口の中が汚れやすくなると細菌が繁殖しやすくなります。すると細菌の塊であるプラークが増えていき、むし歯や歯周病といったお口の病気になりやすくなってしまいます。

A お口の粘膜を守る
唾液のネバネバ成分であるムチン。これには潤滑油として粘膜を保護する作用があります。唾液が減るとお口の粘膜の潤いが足らず、傷ついて口内炎などになりやすくなります。また、唾液中の成長因子も粘膜を保護し修復します。

B お口の中を中性に戻す
お口の中はもともと中性のpHですが、飲食をすると、お口の細菌の出す酸や飲食物の酸により、pHが酸性に傾き、歯の成分が唾液中に溶け出していきます(脱灰)。唾液中の重炭酸イオンは、お口の中のpHを中性に戻す作用があります。

C 歯を補修する
唾液中に溶け出した歯の成分(リン酸やカルシウム)は、時間をかけて唾液から歯に戻り、歯が補修されていきます(再石灰化)。また、唾液中の糖タンパクは、歯の表面を保護する膜をつくります。
スパーク2(キラリマーク)︎歯みがき剤などに含まれるフッ素は、歯の成分が歯に戻るスピードを上げ、さらにエナメル質の結晶を硬く、酸に強いものに変えていく作用があります。

D 細菌感染から守る
お口の中にはおびただしい量の細菌が存在し、「口は感染の入り口」ともいえます。唾液の自浄作用と、IgA、リゾチーム、ラクトフェリンなどによる抗菌作用で、むし歯菌や歯周病菌などの細菌の活動が抑制されます。

E 食べ物をまとめる
細かく噛み砕かれた食べ物を湿らせて食塊にまとめることで、飲み込みやすくします。また、食べ物が粘膜にくっつくのを防ぎます。

F 消化を助ける
アミラーゼという消化酵素がデンプンを分解し、消化を助けます。アミラーゼはすい臓からも分泌されます。

G 味を感じさせる
食べ物の成分が唾液に溶けることで、味を感じやすくなります。唾液が足りないと味が変わって感じられ、おいしく食べられません。

どうでしたか?唾液ってちょっとねばついた水だと思っていたんじゃないでしょうか。じつはとっても働き者で、お口の健康を守るために24時間365日、活動しているんです。とはいっても働きには限度がありますから健康でい続けるために毎日の歯みがきやうがいをかかさないようにしましょう。
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日進市、名古屋市天白区、緑区、瑞穂区、名東区、豊田市、長久手市、三好市、東郷町からも患者さんがお見えになってます。

住所:〒470-0126 愛知県日進市赤池町屋下351-1
TEL : 052-806-1100

皆様のご来院をスタッフ一同、明るく元気よくお待ちしています。



posted by あじでん君 at 08:47| Comment(0) | 歯の豆知識

2018年12月01日

唾液ってなあに

唾液っていうとなんか汚いイメージがある方もいらっしゃるかもしれません。そんな大切なものなのか、まあないと口の中がパサパサするよな、くらいにしか思ってないですよね?そんな唾液ですが、ほとんどの人に「あるのが当たり前」です。けれども、お口の健康にも全身の健康にも欠かせないものなのです。唾液にはたくさん役割があり、単なる水ではなく、非常に高性能な「機能水」と言えるんです。ですが、まずはそれについてお伝えする前に、唾液とは何者かをお話ししましょう。
まず1つ目のポイントとして、唾液は血液から作られるということです。
唾液は透明な液体なので、水分が姿を変えたものだと思っている方もいるかもしれませんが、唾液はもともとは「血液」です。
水分を摂取すると、胸骨や肋骨などにある骨髄で血液がつくられ、その血液が唾液線にて唾液へとつくりかえられます。水を飲んでそれがすぐに唾液になるわけではなく、1回血液になってからできになるんです。
2つ目のポイントとして、唾液は、1日に1~1.5ℓつくられます。
健康な成人の場合、唾液は1日に約1000~1500mℓ、じつに500mℓ入りのペットボトル2〜3本分つくられます。1日のうちでも唾液の出る量は変化していて、とくに就寝時に低下します。ちなみに、唾液の分泌量は加齢とともに低下していく傾向にあります。
3つ目のポイントは、唾液は唾液線でつくられます。
唾液がつくられる唾液線は、お口の中に大小複数存在し、大きさにより「小唾液腺」と「大唾液腺」にわけられます。耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つが「3大唾液腺」と呼ばれ、とくにたくさん唾液をつくりだします。耳の下あたりの耳下腺をちょっと押してみてください。ジワッと唾液が出てくるのを感じませんか?
最後に4つ目のポイントとして、唾液には多くの成分が入っていますよ、ということです。
唾液の99%以上は水。ですが残りの1%にさまざまな成分が含まれています。成分は血液から移行してきたものだけでなく、唾液線で新たにつくりだされるものもあります。
お口やからだに有益なものとして例を挙げると、リン酸、カルシウム(歯の補修作用)やアミラーゼ(消化作用)、ムチン(潤滑作用、粘膜保護作用)、重炭酸(緩衝作用)、IgA、ラクトフェリン、リゾチーム(抗菌作用)、成長ホルモンなどの各種成長因子(粘膜の修復や細胞の保護)、糖タンパク(歯の保護)などたくさんあります。
そんなこんなでじつは唾液はすごいやつなんです。詳しい働きについてはまた次回にでもするとしましょう。
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