2017年11月25日

4つの輪

1960年代後半、虫歯は口の中に棲むある特定の細菌叢、その細菌が栄養とする食べ残し(糖分)、細菌がくっつく歯質、の3つが原因と考えられていました(Keyes の輪)。
しかし70年代に入るとこの3つの原因に、これらの原因同士がどれだけ接触していたか、つまり接触時間が短ければ虫歯にならない、長ければ虫歯になるとして「(接触)時間」をつけ加えたDr.Newbrun の「4つの輪」が虫歯発生に対する主流の考え方となりました。
虫歯と歯周病は、人が歯を失う原因として最も大きな割合(合わせて約75%)を占める疾患ですが、これらがいずれも感染症だということを、まず覚えておいてください。

虫歯の原因菌(細菌)は、それだけで歯(宿主・歯質)を攻撃するわけではありません。食べ物に含まれる糖質から乳酸などの強力な酸をつくり(糖分・環境)、時間をかけ(時間)歯を溶かす(脱灰)のです。これが虫歯(う蝕)です。
いっぽう歯周病は、まず歯の周囲の歯肉(歯周ポケット)に炎症を起こし、進行すると歯を支える歯根膜・歯槽骨を溶かしてしまう、文字どおり歯周組織の病気です。重度になると歯茎に膿がたまり出血し、最後には歯槽骨が喪失し、歯が抜け落ちてしまいます。
さらに、歯周病菌は口の中だけでなく、口腔内を通る血管から血液とともに全身に運ばれ、歯性病巣感染症(虫歯や歯周病が原因でさまざまな内科的疾患を引き起こす)となる危険性も指摘されています。

虫歯とは多因子の疾患でありますから、歯みがきをちゃんとしているから大丈夫と言うわけではなく、食生活や生活背景にも関係しているので歯科医院ではそういったことも指導しています。がんばって歯みがきしているのに虫歯ができると感じている方は一度歯科医院に来院して相談してみるといいかもしれません。
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保険診療/ 入れ歯・義歯/ 歯周病/ 口腔外科/ 小児矯正/ 矯正歯科/ 小児歯科/ 噛み合わせ/予防歯科/ 歯科検診/ インプラント/ 美容診療/ ホワイトニング/ 顎関節症/ 無痛治療/クリーニング なら

日進市赤池町のあじおか歯科クリニックへ
日進市、名古屋市天白区、緑区、瑞穂区、名東区、豊田市、長久手市、三好市、東郷町からも患者さんがお見えになってます。

住所:〒470-0126 愛知県日進市赤池町屋下351-1
TEL : 052-806-1100

皆様のご来院をスタッフ一同、明るく元気よくお待ちしています。

posted by あじでん君 at 00:27| Comment(0) | 歯の豆知識

2017年11月17日

フッ素塗布って

むし歯予防のためのフッ化物としては、フッ化ナトリウムがよく使われますが、フッ化ナトリウムは水に溶けるとイオン化してフッ化物イオン(フッ素がマイナスイオンになっている状態)となります。当然、唾液中でもフッ化物イオンとして存在します。エナメル質にフッ化物イオンを作用させると、フルオロアパタイトという酸に溶けにくい性質の安定した結晶に変化し、エナメル質が強化されます。そして、歯質の強化だけでなく抗菌作用もあるため、細菌による酸の産生を低下させることで、むし歯の予防効果が得られます。
フッ化物は、フッ化物配合歯磨剤、フッ化物洗口、フッ化物歯面塗布という形で用いますが、フッ化物の効果を最大限に発揮するには、低濃度のフッ化物を持続的に用いることです。つまり、自宅でのフッ化物配合歯磨剤の使用やフッ化物洗口が大切になります。
歯磨剤に入れてよいフッ化物濃度の上限は決まっているため、毎日使用しても安全です。ただし、うがいのできない乳幼児に対しては、「から磨き」をした後で、少量のフッ化物(ムースやジェルタイプ)を歯ブラシにつけて歯面に塗る「ダブルブラッシング法」が推奨されます。また、フッ化物洗口は、うがいのできる4歳頃から開始し、15歳頃まで継続することが大切です。
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posted by あじでん君 at 23:50| Comment(0) | 歯の豆知識

2017年11月12日

シーラント

乳歯も永久歯も、奥歯にはくぼみや溝があります。特に、生えたばかりの歯は、上下の歯が咬み合わないため咬耗(歯のすり減り)がなく、くぼみや溝を封鎖し、むし歯の発生を予防することを目的に開発されたのが、シーラントです。
シーラントを行う時期は、いつでもよいというわけではありません。特に効果が高いのは、歯が生えてから咬み合うまでの時期で、かつ歯みがきによる清掃が難しい歯にシーラントを行うことです。乳歯と永久歯のどちらにもシーラントは適していますが、乳歯では咬み合う面の溝が永久歯に比べて浅いため、永久歯ほどシーラントの保持率は高くありません。それに対して、永久歯は長期にわたり保持率の高いことが報告されています。
シーラントの具体的な方法は、歯の表面を酸で一時的に処理し、シーラントの接着効果を高めた上でシーラントを溝に填入します。以前のシーラントに比べてフッ化物の含有量や、その他のイオンなどが多く含まれ、単にくぼみや溝をふさぐという物理的な目的だけでなく、積極的な歯質の強化がはかれるようになりました。
歯みがき習慣やフッ化物洗口との併用により、さらに効果は高まります。特に、6歳臼歯は永久歯の中でもむし歯になりやすいため、シーラントを行うことは大変有効です。
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posted by あじでん君 at 13:18| Comment(0) | 歯の豆知識